クラウド(SaaS)活用のトレンド:中小企業が導入すべきSaaS(サース)は?
2020年02月23日
SaaS(サース)市場はカオス状態
上記は、SaaS比較サイト「BOXIL(ボクシル)」が日本内外の SaaS やクラウドサービスを集めたマップです。多くのサービスが登場してカオス状態となっています。
※SaaS(サース)とは、Software as a Serviceの略語で、クラウドサービスと同義で考えても問題ないです。
これだけあると、
どれが良いのか? どんなことが出来るのか? 料金はいくらか? 導入は簡単なのか? を判断するのは容易ではありません。
SaaS企業はオンラインセールスが主で、営業マンが非常に少ない組織です。故に、サービス内容を自分で検証しなければならず、これに多くの時間と労力を要します。
また、SaaSは、ある業務分野に特化した専門サービスが多く、これら特化型SaaSを数多く利用するのがトレンドです。
SaaSを把握するために、まず、各業務部門におけるNo1サービスを知るのが早道です。
以下では、経理部門・人事部門・営業部門における主要なSaaSをご紹介したいと思います。
経理部門の代表格「freee」
経理部門 のNo1 SaaS「freee」は、知っておくべきサービスです。
クラウド会計は「会計freee」と「MF(マネーフォワード」が有名ですが、特に、「freee」はAPIを公開することで連携できるサービスを増やし、既に100万以上の事業所で利用されています。
バックオフィス業務のプラットフォームを目指す「freee」は、会計ソフトの枠を超えて、中小企業の基幹系システムと呼ぶべきかもしれません。
その他、経理部門の中で、1つの業務に特化したSaaSが注目されています。例えば、タブレットPOSの「スマレジ」、経費精算の「楽楽精算」、請求書発行の「楽楽明細」など、高機能なサービスが提供されており、クラウド会計ともAPI連携が図れます。
※経理部門のSaaSについて、以下ブログも参考にしてください。
【過去ブログ記事】
●クラウド会計ソフトの普及率20%
人事部門の主要SaaS(サース)
人事部門は、業務内容に応じて、専門性の高い特化型SaaSがシェアを伸ばしています。
①給与計算 : 「人事労務freee」「MFクラウド給与」
②勤怠管理 : 「ジョブカン」「KING OF TIME」
③社保手続き : 「SmartHR」
これら各サービスはAPI連携で従業員情報などを共有することが出来ます。
「SmartHR」で入社手続きした社員を、「KING OF TIME」で勤怠管理を行い、「人事労務freee」で給与計算して、再び「SmartHR」で給与明細をアップする。
このように、使い易いSaaSを組み合わせて利用する方法がオススメです。
※SmartHRについては、以下ブログも参考にして下さい。
【過去ブログ記事】
営業部門のアメリカ製SaaS
営業部門(フロントオフィス業務)のクラウドサービス(SaaS)の利用は、数年前から進んでましたが、最近は、サービス内容も進化して利用者数を伸ばしています。
①顧客管理/営業支援(CRM/SFA) : Salesforce(セールスフォース)
②名刺管理 : Eight(エイト)
③グループウェア : Office 365、サイボウズOffice
④ストレージ : Dropbox、GoogleDrive
⑤ビジネスチャット : Slack(スラック)、Teams
⑥WEB会議 : Zoom(ズーム)
営業部門(フロントオフィス業務)のSaaSは、日本の法習慣が絡む経理・人事(バックオフィス業務)とは違い、アメリカ発グローバルスタンダード仕様のサービスが主体です。
そして、
SjackやZoomなど、無料で使えるサービスが多いので、中小企業も、積極的に利用すべきだと思います。
ブルーテクノは企業様の業務改善をお手伝いするコンサルティング会社です。
オンラインで無料相談も実施しておりますので、まずは気軽に、お問い合わせフォームよりご連絡ください。