RPAの地方都市・中小企業への普及について:福岡、佐賀、熊本のRPA導入事例は?
2019年01月26日
地方都市では、RPAの認知度は低い
㈱ブルーテクノは昨年10月より、福岡・佐賀・熊本でRPA(WinActor)の営業を開始しましたが、東京大阪でのRPAの活況ぶりと比較すれば、まだまだ、認知度は低いという印象です。
経営者であれば、RPAという言葉を知っている方も多いのですが、導入を検討するまでの認識は持っておられません。
それでも地方での人材不足は深刻なので、「ロボットによる自動化」と聞けば、興味を抱かれる方が多いのは確かです。
RPAは、中小企業に普及するのか?
最近になって、地方の自治体や銀行でRPAを試験導入するという記事が見られるようになってきました。福岡市役所、佐賀市役所、久留米市役所、熊本県宇城市・熊本県荒尾市、大分銀行など、RPAの導入検証を進めています。
では、中小企業でのRPAの活用は?
ブルーテクノでWinActorを導入いただいた中小企業では、人事部門や経理部門における簡単なデータ処理という活用方法から始められています。
例えば
Excelデータ(勤怠管理・請求書・納品書)をWinActorを使って、各種システム(給与計算・財務会計・顧客管理)に、自動入力するシナリオです。システムはWEBにも対応しますので、データ処理はほとんど自動化(ロボット化)することが可能です。
中小企業は、データ処理の作業が少ない!
しかし、そもそも、
中小企業は、大企業や地方自治体に比べて、処理するデータの数が圧倒的に少ないです。紙(ペーパー)による作業が多く残っているので、AI-OCRなどを活用したペーパーレス化を進める方が先決かもしれません。
ゆえに、
大企業のRPA活用事例を中小企業に当てはめても「その作業量であればRPA(ロボット)は必要ない。」という判断になりがちです。
中小企業でRPAを活用するには?
ここまでレポートさせていただいた通り、中小企業でRPAを普及させるためには、データ処理以外の活用が重要です。
人事や経理の自動化から始める企業様が多いでしょうが、オリジナルで色んな業務を自動化できるのがRPAの特徴です。
①メール機能を活用したシナリオ
②Web検索を利用したシナリオ
③AIスピーカーを利用したシナリオ
1台のRPA(WinActor)で多くのシナリオを実行する使い方をしないと、中小企業のRPA費用対効果は合いません。詳しくはRPA費用対効果のブログ記事を参照ください。
RPAは中小企業の救世主になるか?
WinAactorは、深い知識がなくても、自分で簡単なコンピュータプログラムを作れます。
大企業であれば、基幹システムを構築したり、社内にSEを在籍させてIT化を図れますが、中小企業にはハードルが高すぎます。
操作の難易度が低いWinActorは、これからバージョンアップが進めば、中小企業の救世主となる可能性を十分に秘めていると思います。
多くの人がWinActorを使いこなせるようになり、AIとWinActorの連携が始まれば、オフィス業務は大きく変わっていくでしょう。
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